レポート | 日帰り
混浴露天
宮沢温泉は鬼首温泉郷の一角にある。通常なら鳴子巡りの一環で立ち寄る所だが、今回は秋田県側の泥湯温泉、秋ノ宮温泉郷からアプローチした。道路も広く整備されているので、秋田県側からの帰りに立ち寄るのにちょうどいい感じ。
かむろ荘の露天風呂に行ってまず目に飛び込んでくるのは、露天風呂全体を屋根のようにかぶさり生い茂る木々の葉の、緑と赤の鮮やかな対比だ。秋でもないのに紅葉狩りを楽しむ気分。ロケーションが良くないため景観のない庭園風の露天風呂だが、このおかげで閉塞感を感じずに済む。四方を囲われている割に開放感もある。
混浴露天風呂の脱衣所は残念ながら男女共用。開けっ広げで湯舟側から着替えが丸見え。規模の小さい家庭的な宿であるから、どちらかといえば貸切的な使い方が良いのかもしれない。
湯舟は中央がくびれた瓢箪のような形をしている。大きくはないが、狭さを感じることのないそこそこの広さはある。前述したように開放感もそこそこでさほど不満は感じないが、しかしやはり鳴子、湯に浸かろうと足を入れると思わず「あぢぃ〜!」と声が漏れた。いやまったく湯が熱い。熱いのが苦手な私は、肩まで浸かったのは延べにして1分もなかったのではないだろうか。殆どは湯舟の縁に腰掛けるか、うろうろ歩き回って過ごしたのであった。