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混浴貸切温泉〜快楽秘湯表編

四万温泉 積善館

日帰り温泉・共同湯・温泉旅館 - 混浴貸切温泉レポート
四万温泉 積善館の混浴「岩風呂」。

アクセス(自動車)

関越道渋川伊香保ICより国道353号を四万温泉へ。温泉口を右折し、萩橋手前右側に公共駐車場。萩橋を渡って少し先の左側に積善館。

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「積善館」のレポート | 日帰り

貸切内湯
混浴内湯

積善館は元禄4年から300年以上続く旅籠で、現存する日本最古の温泉建築宿と言われ、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」のモデルにもなっているそうだ。国の登録文化財にも指定されている「元禄の湯」があまりにも有名。

大正ロマネスクを表現する手法でデザインされた浴室は、わくわくするほど郷愁に満ちあふれ、そして今でもそこに入浴できるというのがすごい。混浴ではないのだけれど、入浴せずに素通りなんてとてもできるもんじゃない。

その有名な「元禄の湯」に隠れて目立たないが、積善館には湯治宿の名残を感じる混浴の浴場もしっかり残されている。このサイト的にはもちろんそちらが主目的。

日帰り入浴は帳場の横にある自動販売機で入浴券を購入する仕組み。一人1,000円と少々高めの値段とは思うが、「元禄の湯」と混浴の「岩風呂」両方に入浴することができる。

日帰り入浴の開始10:00きっかりに行ったのだが、混浴の「岩風呂」は清掃の都合なのか10:30から入浴可能とのことだった。丁度良いのでまずは「元禄の湯」に向かう。

【元禄の湯】

積善館の玄関を入ってすぐ、帳場に向かって右側の扉を出ると「元禄の湯」の浴舎がある。男女離れて並ぶ扉に暖簾がかかるが、観音開きの扉を開けると何も遮る物もなくいきなりどどーんと浴室が目の前に広がる。脱衣場は浴室内の一角に棚があるだけのもの。

実は、誰も入浴者がいないことを確認して写真をパチリと撮影、さて着替えようと振り返ると壁に撮影禁止と貼ってあった。なんでも入浴中に写真を撮られたとの苦情が結構あるそうで、撮影禁止の措置になったようだ。この建築物を前にしたら写真を撮りたくなるのは誰でもそうだろうけど、他に入浴者がいる時は当たり前にまずい。撮影禁止とあったからには撮ってしまったその写真をサイトに載せることはできないが、積善館の公式サイトにある写真そのままのノスタルジックな浴室だったことには間違いない。

ただ、扉の心許なさ感と、薄い壁を隔てた向こう側から筒抜けに聞こえる観光客の話し声とで、落ち着ける空間ではなかったのがイマイチ。日帰りより宿泊で来る方が良いと思った。

【混浴岩風呂】

「元禄の湯」を早々に切り上げて混浴の「岩風呂」に向かう。帳場に向かって右側の階段を上がり、廊下を渡った向こう側に「岩風呂」がある。こちらに入ろうという人は少ないのか、向かうところから静かなものだ。

廊下の端の階段を下りると男女別の暖簾がかかった脱衣所がある。男女別の狭い脱衣所を抜けて扉を出ると混浴の浴室。脱衣所は浴室の床面より高い位置にあって、脱衣所を出るとすぐ数段の階段を下りる形となる。つまり入浴者から見たらまるでお立ち台への登場のようで、女性は無防備にならないよう注意した方が良いだろう。

脱衣所の浴室側出入口は半透明の磨ガラスになっていて、新しい入浴者が来れば先客にわかる。女性の登場は注目を浴びそうだが、逆に後から男性が来たとしてもわかるので出るなりガードするなり準備もできる。

「岩風呂」の浴室はそこそこ広さもあるのだが、「元禄の湯」の後では狭く感じてしまうし、雰囲気も平凡にしか感じなくなってしまうので、印象が薄くなってしまう。それゆえか入浴者も少ないようなので、女性が入れるタイミングは多そうな感じ。

確かに積善館の中で「元禄の湯」を前に霞んでしまうのは否めないが、湯治場を思わせる趣もあるし、なにより「元禄の湯」よりずっと落ち着ける空間だった。混浴好きはもちろん、温泉好きだってやはりこちらも外せないだろう。

※混浴岩風呂はなくなりました。

歴史ある積善館の建物。橋右側にあるのが登録文化財の元禄の湯。
帳場の右側に日帰り入浴券の自動販売機がある。
元禄の湯。浴室内は撮影禁止。
混浴の岩風呂。脱衣所は男女別に分かれている。
岩風呂の浴室。
浴室より高い位置にある脱衣所扉。左が女性側。
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訪問時入浴状況   旅行日時|入浴者数

2013/4/上旬(平)晴
10:30-10:55
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四万温泉 積善館 - 施設データ(最新)

住所 群馬県吾妻郡中之条町四万温泉
電話番号 0279-64-2101
宿泊料金 --
宿泊予約
露天風呂 男1、女1
内風呂 貸切2、男2、女2
日帰り入浴 10:00〜17:30 1500円
補足事項 混浴廃止
駐車場 かじか公園公共駐車場へ
脱衣所 男女別
タオル巻き --

四万温泉 積善館の口コミ

こてつ 様
2022/08/23

岩風呂は日帰りでは入浴できなくなったとのことです。

また、宿泊でも年内には取り壊しになるとのこと。

温泉幾三 様
2008/11/05

三連休で四万温泉に行ってきました。積善館は四万温泉の中心部にあり旅館の外は大変な人混みでしたが、館内の混浴は貸し切り状態でした。

温泉は内湯のみで、男女別の大湯と混浴の岩風呂です。

脱衣場は男女別で脱衣場を出ると混浴の内湯になっています。湯船から脱衣場の影で出入りがわかります。