レポート | 日帰り
塩原は駐車場に困る。狭い国道沿いに旅館が密集している為だからであろうか。共同湯にはことごとく駐車場が無い。青葉の湯にももちろん駐車場が無い。畑下温泉の旅館の駐車場に、一台もなかったのでとりあえずそこに置かせてもらった。
青葉の湯に歩いて向かうと、川沿いの通路が結構広く、ここに車を置くことが可能である。ただ、Uターン出来るほど広くはないので、運転が怪しい人はやめた方がいいだろう。
川の水面に近い高さでいまいちしっかりしていない橋が掛かっており、旅館街からここを渡って対岸に青葉の湯があるのだ。なんだかすぐ流されそうだなと思ったのだが、この夏の台風で流されてしまったらしい。やっぱり。
脱衣所はひとつしかない。目隠しも棚の高さ分しかなく、胸の高さは開放されている。そこから国道を走る車が見えているのだから、女性は気になるだろう。しかし、見えている国道400号は何度も走っているが、この青葉の湯には気づいたことが無いので、実際には心配するほどのことはない。それより同じように旅館からも見えているので、こちらの方が問題だ。ただ、距離は結構離れている。
脱衣所から階段を下りて川沿いに湯船がある。三角形の湯船には少し錆色がかった湯が満たされていた。ぬるめであったが、それは湯の注ぐパイプが半分外に向けられていたためで、全部湯船に注ぐように直したらすぐに熱くなった。不動の湯に似た湯である。
対岸の旅館に面しているためか、ひらけた方向には岩が積まれて目隠しになっている。こいつが邪魔で湯に浸かると景色が見えにくい。それが残念だ。どうせ見えちゃうんだから、何も隠さなくて良いのに…。でもそうすると、女性は入り難くってしょうがないか。
※公共露天風呂としては廃止となり、現在は湧花庵の貸切露天風呂となっています。
※震災以後湧花庵は休館していて青葉の湯も土砂に埋もれた状態だそうです。
※湧花庵はリニューアルオープンし、青葉の湯も楓の湯と名を変え貸切風呂として復活しています。