レポート | 日帰り
貸切内湯
貸切露天
蒲田川沿いを離れて中尾地区に入り車を進めると、壁に貼られたなにやらきな臭い文言の並んだ看板に気づく。よく分からないが、何かに相当怒っていることだけは伝わる。この看板があるのがシャーレ穂高だった。なので以前中尾に来た時は敬遠してしまったのだが、その後ネットで情報を調べてみると行った人は意外に多かったので、今回の訪問予定に入れる事にしたのだ。
【日帰り入浴】
ちょっとドキドキしながら行ってみると、出てきたのは人が良さそうなおじさん。どんな強面が出てくるかと心配していたのだが、杞憂だったようで拍子抜けした。日帰り入浴をお願いすると、快く迎え入れてくれる。
入浴料金を聞くと無料とのこと。事前にネットで知ってはいたが、宿泊もしないのに無料というのは心苦しく、何度か聞き返してしまった。訪問者に対するサービスなのだろうけれど、特に宿泊よりも日帰り入浴ばかりの自分にとっては、料金を払った方がなんとなく心が落ち着くかな。しかも、風呂を出た後に温度は大丈夫だったか気遣いまでいただいて、できれば対価を支払いたい気持ちだ。
【貸切風呂】
風呂は内湯と露天風呂が貸切になる。内湯横の脱衣所から続きで露天風呂に出る構造。内湯の浴室から直接は出られない。露天風呂の湯舟は大きく、独占するにはもったいないほど。
湯舟の半分ほどに屋根がかかっているが、充分な高さがあり圧迫感は感じない。温度はちょうど自分好みでぬる過ぎず熱過ぎず。道路に面した位置のせいで目隠しが高く、景観が良いとは言えないものの、狭苦しさもなくのびのび入浴する事ができた。なお、露天風呂は他にもうひとつ、緑に囲まれた岩風呂もあるそうだ。
帰り際、きな臭い文言の並んだ外の看板について聞いてみようかと思ったものの、やっぱり聞けないよなぁ。今でも謎のままだ。