レポート | 日帰り
女夫渕温泉の手前、同じ川俣温泉の一柳閣とはすぐ近くである。で、今回は泊まりでふくよ館に行ってみた。
未確認だが、ここのご主人が野湯の広河原の湯を管理しているとの噂を聞いたことがある。場所も広河原の湯にアタックする時のベースとして非常に好都合。広河原の湯まで片道2時間半、噴泉塔まではさらに1時間かかるため、ふくよ館に宿泊して情報を集めてから翌朝出発するのがお勧めである。
露天風呂は午後7時〜9時までが女性専用時間となっている。日帰り入浴は平日のみ、その平日もあくまでも泊まり客優先であるため、チェックインが始まると断られるので、日帰りなら早めに行った方がいい。また、混雑時には断られることがあるかもしれない。
露天風呂は川沿いにあるため、ロビーから遥か下の階になる。最下階からさらに長い階段を下らねばならない。酔っぱらっていくと、帰りの途中でへばってしまうので、酒は程々に。実際、一組のご夫婦が階段の途中でへばって倒れ込んでいた。心臓破りの階段と呼ばせてもらおう。
階段を下りた突き当たりが脱衣所となっている。囲いも何もない。階段を下りきった所の踊り場がそのまま脱衣スペースとなっているだけなので、女性は躊躇するかもしれない。そのスペースそのものも狭く、三人以上が同時に着替えるのは無理だろう。そこから外に出ると露天風呂、向かい側の扉を入ると岩風呂がある。
川に近い場所に湯船は作られている。片側が崖になっているため、残念ながら開放感はあまり高く感じないが、お勧めは朝食前の時間帯。渓流沿いで朝の冷たい空気と川のせせらぎが心地よい。
※景気低迷と震災後の原発事故による風評被害も重なり事業を断念、2013年5月21日付けで破産手続の開始決定を受け倒産しました。