レポート | 日帰り
前回の旅館新湯への訪問は雪の季節だったので、今回は雪のない時季に行ってみた。6年半も経っているので何か変化があったかもと興味のあるところだ。
旅館新湯に到着して観察してみると、まず旅館の外観には変化なし。館内も記憶に残るところでは変化ない模様。
【日帰り入浴】
日帰り入浴料は500円。日帰り受付時間は13:00〜15:00の2時間と短く、計画的に湯めぐりをスケジュールする必要がある。料金も時間も以前と変わりなし。
【脱衣所】
露天風呂への出口は館内を抜けてから廊下の突き当たり、男女別内湯の手前にある。扉から出るといかにも旅館の裏側といった陽の当たらない狭い通路を経て、脱衣所の小屋に至る。この経路にも変化はないが、手摺りが付いたことが大きな違い。
脱衣小屋は新しく綺麗になっていた。デザインは全く同じだが、以前の葦簀を張っただけの透けて見える壁と違って、しっかりした板張りに変わっている。
男女分かれていないのは変わっていないものの、以前の隙だらけの小屋より、多少は女性でも着替えやすくなったのではないだろうか。
【露天風呂】
露天風呂の湯船は形も大きさも以前のまま。渓谷を見下ろす大きな湯船で、ロケーションも大きさもポイントが高い。以前と違うのは、要所要所に手摺りが付いていて、バリアフリーを意識した変更が加えられている。
最も大きく変わったのが、湯船の半分くらいの大きさで屋根が掛かったこと。この日、雨後のすかっと晴れた強力な陽射しに、屋根の作る日陰は大変ありがたかった。
とはいえ、このがっちりした屋根のせいで狭く感じられてしまうことも事実。せっかくの大きな露天風呂なのにちょっともったいない。
屋根とバリアフリーな手摺りがあるため、現代的ではあるがワイルドさは無くなってしまった。どちらかといえば、開放的な広さを感じられる以前の方がやっぱり好み。