レポート | 日帰り
「木の花」は8室全てが貸切の日帰り入浴施設。内4室が露天風呂付き、1室が昇降機付きのバリアフリーとなっている。日当山温泉にあっては逆に珍しい長屋タイプじゃない家族湯専門施設で、タイのリゾートをイメージした意匠で他と差別化を図っている。
【料金】
60分の利用でひと部屋1,600円〜2,500円。露天風呂無しの部屋が1,600円、露天風呂付きが2,000円または2,500円となっている。5名以上で1室を利用する場合、一人につき大人400円、小学6年まで200円の追加料金が必要。但し5歳以下は追加料金無料。
30分または60分の延長が可能で、延長料金は30分800円・1,000円・1,250円、60分1,400円・1,800円・2,300円。平日20時までの利用は30分延長サービスがあり、基本料金で90分利用できる。
【受付】
「木の花」のロビーは待合室にもなっており、椅子が置かれている。受付カウンターの横には自動券売機があり、希望の部屋のチケットを購入し、受付に渡す。延長チケットも予め券売機で購入するスタイルで、つまり部屋に入ってからやっぱり延長するということはできない。
受付を出ると中庭で、水の張られたプールのようなものがある。これがタイのリゾートをイメージした真骨頂のようだ。このプールもどきを取り囲むように部屋が配置されている。昼間見てもなんてことはないが、夜だったら恐らくライトアップされてリゾート感が醸されるだろうと思う。
【こもれび】
利用したのは露天風呂の無い「こもれび」。安いからという理由もあるが、この日は陽射しが強くて、露天風呂には入る気がなくなっていたのも要因。4室ある中で、受付の人にオススメされたのが「こもれび」で、何故かというと直射日光が差し込まない配置の部屋なのだそうだ。
部屋は天井が高く、開放感がある。広い脱衣所兼休憩室といった塩梅の個室から、全面ガラス扉を隔てて浴室があり、外に面した壁も全面ガラス扉という広さを感じる造り。露天風呂は無いが外はテラスになっていて、出ることもできる。
風呂の湯はグループごとに完全入替え制。受付をしてから湯を溜めるから、部屋に入った時はまだ湯が溜まっていない。しかし湯が溜まるまでにそんなに時間はかからなかった。
湯は結構熱め。湯の注ぎ口の横に「水」と書いてあって、そこのレバーを捻ると水が出る。
洗い場は広いがシャワーはひとつ、しかし椅子と洗面器はふたつずつ置いてあった。シャンプー・リンス・ボディソープは備わっている。
平日の午後の利用だったので時間は90分。さすがにずっと風呂に入りっぱなしでいられないので、休憩室があるのはありがたい。しかし板張りの床なので、ベンチに座るしかないのはちょっとイマイチ。部屋の一部にでも畳かなんかの寝ころべるスペースがあると、もっと快適だったのだが。