レポート | 日帰り
貸切内湯
万座亭へは高山方面へ万座プリンスの横を抜けて万座山ゲレンデへ向かう。万座山ロマンスリフトの起点にあるちょっと高級そうに見える旅館が万座亭だ。高級そうに見えても他の旅館と比べて宿泊料は高くないし、ちょっと離れた場所にある万座亭別館なら最安値クラスになる。
【浴室設備と入浴料】
万座亭にはヒバの木で造られた男女別の大浴場と、丸太で組まれた男女別のログ露天風呂、そして二箇所の貸切風呂がある。貸切風呂は定員三名で45分2,100円。日帰りでも利用可能で、その場合は入浴料コミで45分4,200円となる。この料金で大浴場と露天風呂も利用可能。
【貸切風呂】
万座亭の貸切風呂は浴室も浴槽も広くはなく、平凡な家族風呂レベル。でも濁り湯の家族風呂というのもあまり経験がない。万座の湯だから温度は高め。湯もみ板が置いてあったので水を投入しながら掻き混ぜて、なんとか入れる温度まで下げた。
定員三名とある通り、大人三人だとかなり窮屈に感じそうな湯槽で、洗い場も一人分の幅しかなくカランがひとつしかない。子供一人の親子三人あたりが、窮屈ながらも許容できる限界かとも思う。しかし板壁で囲まれた浴室は温かみのある木の質感のおかげか狭苦しさが若干緩和されている気がする。さらに木製の椅子、木桶風の洗面器、手摺りも木製。家族風呂に少しだけ情緒をプラスしたといった感ではあるが、それでも素っ気なく狭苦しい家族風呂のイメージからは脱却できているんじゃないかと思う。
しかしそれにしても、万座温泉を堪能した後はそれから数日間、身体から硫黄臭が消えないのは困りものだ…。