レポート | 日帰り
客室露天
貸切内湯
古来より秩父七湯のひとつに数えられていた新木鉱泉。江戸時代には秩父札所巡りの門前宿として賑わったそうだ。新木鉱泉の一軒宿が新木鉱泉旅館。新木鉱泉には男女別の露天風呂付き大浴場の他に、貸切風呂がひとつ、露天風呂付き客室も4部屋ある。
【日帰り料金】
貸切風呂は立ち寄りでの利用も可能で、60分3,150円。人数にかかわりなく、別途入館料を取られる事もないので、ぽっきり3,150円。納得できる料金だった。宿泊で貸切風呂を利用する場合は50分1,890円となる。
行く直前に電話をしてみたが、予約はできず先着順のシステム。平日だったので特に待つ事もなく入れたが、休日はどうだろう。さほど混みあうとも思えないが、連休や祭りの時などはわからない。
【貸切風呂】
貸切風呂は完全に室内の内湯なのだが、それにしては珍しく砂利が敷いてある為か、一見すると露天風呂に見える。景色が良いわけではないが窓も大きい。浴室がさほど広いわけでもないのに開放感のある造りで設計の妙を感じる。
湯はほぼ透明だが僅かに濁っており、硫黄っぽいけど硫黄とはまたちょっと違った感じの独特の臭気がある。泉質は単純硫黄冷鉱泉(低張性-アルカリ性-冷鉱泉)ということだ。
高篠鉱泉郷では三ヶ所めの入浴となるが、温泉に入ってる感が一番強いのは新木鉱泉だった。コスパの良さは「すいじん」とタメを張るが、あちらは予約必要で土日のみなので、気軽に寄れるのは新木鉱泉。この日は伊豆ヶ岳に登った後に寄ったのだが、下山時間というのは確定できないものなので、その場合予約不要は助かる。