レポート | 日帰り
貸切内湯
混浴露天
みやこ旅館は鹿教湯のメイン道路に面してあり、まず迷うことは無いだろう。みやこ旅館の混浴は露天風呂のみで、その露天風呂は中庭に位置している。入浴の受付を済ませて案内してもらう途中、身体に巻くタオルを用意してもらった。露天風呂の構造から、タオルを巻くのが当たり前のようだ。
男女別の内湯から露天風呂に出る構造の為、露天風呂で落ち合うことにして一度それぞれに別れる。内湯の脱衣所で服を脱ぎ、内湯には目もくれずになにはともあれ露天風呂へ向かった。
【中庭の露天風呂】
脱衣所の中庭に出る扉を開けると、緑の芝生風カーペットが湯船まで延びており歩きやすい。草木の生い茂った中庭は、四方をぐるりと旅館の建物に取り囲まれており、四方の廊下からは丸見えになっている。なるほど、女性でなくともタオルで隠すことは必須だ。
湯舟には例のごとく銀色の保温マットが浮かべられている。湯に入るとそれでもかなりぬるい。サイズはそれ程大きくない湯船が、殆ど入る隙間が無くなってしまっている。それでも沸かし直しなどしないのは、湯治の目的を忘れない鹿教湯の風土なのだろうか。やはり内湯がメインで露天風呂はおまけ程度に考えておいた方がいいのかもしれない。
中庭自体がそこそこ広い為、思ったほど閉塞感は感じなかったが、四方を廊下に囲まれているのはちょっと落ち着かない。そこそこで露天風呂は後にして、内湯にゆっくりと浸かって温まり仕上げ湯にしたのは言うまでもない。(最近、内湯の方が好きになりつつあるなぁ…)