湯の沢川に沿って鄙びた三軒の宿が建ち並ぶ。数百メートル程度しか離れていないにもかかわらず、それぞれ泉質が違い、三つの温泉を総称して湯の沢温泉と呼ぶ。湯治場そのもので宿には飾り気が全くない。三軒とも湯の成分が濃く、特に湯の沢山荘の浴室の床は、千枚田のように湯の成分が厚く堆積していて圧倒される。
※泉質:含土類石膏食塩泉、弱食塩泉、食塩硫化水素泉、食塩硫化水素泉