レポート | 日帰り
ヘリテイジリゾートは熊谷市の最南部、周りにゴルフ場がいくつも点在する田畑と丘陵の広がる地域に存在する。近隣の観光地としては、武蔵丘陵森林公園、嵐山渓谷、吉見百穴などが上げられる。
ヘリテイジリゾートにはRVパークもあり、キャンピングカーユーザーにも便利。ゴルフコースやテニス、プールなどに加え、プールサイドにグランピング施設も開設されるなど、アクティビティも豊富。
【四季の湯温泉】
ホテル棟の隣に独立した建物としてあるのが、日帰り入浴施設としても利用される四季の湯温泉。水着で利用する混浴ゾーンが昔からあったが、2022年に混浴ゾーンの一部を改装して貸切露天風呂をオープンした。
【混浴露天風呂ゾーン】
男女別の内湯、露天風呂を通って、その先に混浴露天風呂ゾーンがある。混浴ゾーンは水着または湯浴み着の着用が必須。水着を用意していなくても湯浴み着の販売もあり、しかも一着分100円と安価。購入した湯浴み着は安いだけあって紙製の簡易なものだけど、2〜3回以上は使えそうな程度にはしっかりしている。女性はビキニの上にローブ、男性はビキニパンツの上にトランクスという構成。最初トランクスだけ履いたら中が若干透けてしまっていたので、ビキニも必ず履く必要があるのだった。
男性露天風呂を通って混浴ゾーンに出ると、右手にドリンク等を販売するスパバーがあるが、この日は営業していないようだった。左手に貸切ゾーンの仕切り。奥に行くと足つぼの歩行湯、その隣に打たせ湯のある混浴露天風呂。
湯は長湯ができそうなぬるめの温度。例年の11月とは思えない気温高めの日が続くこの日でちょうどいい感じ。寒くなったらどうなのかと思うが、季節で湯温は調整されるかもしれない。
打たせ湯は落差があり、なかなかの刺激だった。
【貸切露天風呂】
混浴ゾーンを仕切って貸切風呂があるため、貸切だけ利用するつもりでも、湯浴み着を着て混浴ゾーンを通過しなくてはならない。
貸切は「春」「夏」「秋」「冬」「四季」と名前が付けられた5室。「夏」「秋」「冬」は混浴ゾーンの下段、「春」と「四季」は混浴ゾーンを回り込んだ上段に配置されている。大きさの違いで2種類の金額が設定されているが、どこも壁に囲われ感が強いため、さほど大きな違いはないように感じた。この日はちょうど平日限定の割引をやっていて、1,500円で貸切利用できた。この割引は公式サイトにも告知はなかったのでラッキー。
ちなみに予約無しで行ったのだが、他に利用者もなく、待ち時間無しで利用できた。
貸切風呂の個室の扉は、内側から鍵が掛けられるようになっているので、湯浴み着を脱ぐことも可能。入浴したのは「四季」だが、ほぼ仕切りの中いっぱいが湯船だった。仕切りの壁は身長より少し高く、開放感は弱め。といっても埼玉県内の日帰り貸切露天風呂としては、この湯船のサイズは最大級であるのは間違いない。都心からも比較的遠くなく、混雑の心配も少なそうということで、悪くないのではなかろうか。