レポート | 日帰り
万座温泉と並ぶ標高1800m、通年営業している温泉街としては日本一の標高にあるというのが売りの濁河温泉。御嶽山の登山基地として登山愛好家にも利用される。どちらかというと小規模な旅館が多い濁河温泉だが、旅館御岳はリゾートホテルばりの大きさで異彩を放つ。
【渓谷の混浴露天風呂へ】
旅館御岳の風呂の中で混浴なのは昔から変わらず谷間に作られた渓谷露天風呂。傾斜は緩いが谷間へ向かって長く下りて行く通路は顕在。そもそも男女別の浴室には露天風呂もあるため、わざわざ谷間へ下りて行こうという人も少ないらしく、二度目の訪問となる今回も他には誰もいない状態だった。
ちなみに駐車場にはそこそこの台数の車があり、ロビーにも観光客の姿はちらほらあった。老夫婦が空き部屋がないかと聞いていたが、あいにく満室とのこと。紅葉シーズンだからか、平日にも関わらず案外宿泊客が多いようだ。
【脱衣所】
脱衣所の場所が移されていたことが前回との変更点。湯船のすぐ横に男女別の脱衣所が移動されていた。屋根付きの通路も脱衣所まで延長され、雨の日も濡れることなく露天風呂に辿り着くことができるようになった。チ○○の形の金勢大明神は健在。
【露天風呂】
湯船そのものはどこも変わっていない。しかし脱衣所が湯船の縁ぎりぎりに迫っているので、開放感はスポイルされている。一応ケロリン桶は置いてあるが脱衣所を出た所は1メートルも幅がなく、掛け湯するにも窮屈だ。しかも横幅もなく、男女の扉はすぐ隣で観音開きだから、同時に出てしまうと至近距離でばったりということになる。まあそんな偶然は滅多にあることではない。
湯の濁りは強くなったようだ。茶色がかってはいたが透明だったのが、濁り湯と言えるくらいに不透明になっていた。この点では昔より女性も入り易くなったのではないだろうか。もしかして濁り方は日によって違うのかもしれないが。
総合的に現在と過去とどちらが良いかと聞かれれば、開放感の点で昔の方が若干良かったかなとは思うが、8年も経ってこの程度の変化しかなかったことは喜ぶべきなのかもしれない。
※男女共に水着またはバスタオルの着用が義務づけられました。