もう2,3年前になるのですが、新潟県燕温泉、河原の露天風呂での、うちの細君の失敗談です。
この前日は、黄金の湯をうまく貸しきり状態で楽しめたのですが、河原の湯は男性ばかり5〜6人という事で僕らの少し前を歩いていた老夫婦も奥様のほうは入浴をあきらめて一人先に帰っていかれました。細も、男性ばかりという事で無理に入らなくても良いとこの日は、あきらめました。
翌日の再挑戦となったわけですが、快晴の空の下、気持ちの良い林道歩きを楽しみながら先を行くカップルや若い女性の2人組が見えたので、「今日は結構混んでいそうだね」と話しながら行ってみると若い女性が2人、男性が3〜4人、さらに若い女性2人が着替え中でした。僕と子供たちは先に入って「結構温いね」などと言いながら細君の入ってくるのを待っていました。
湯は乳白色で湯船の深さも結構あり、皆さん首まで浸かっていました。着替え中の女性2人はすでに上がった後で、帰っていきました。
確かにこの時点で細は参考にすべき先客の入浴スタイルを知ることが出来ずにいました。そして次の瞬間、入浴中の1人の女性が険しい顔で脱衣所のほうを見たのです。つられて僕もそちらを見ると、なんと細君が水着で入ってくるではないですか。おいおいそれは無いだろうと思いながら周りを見渡すと、しょうがねな〜と呆れ顔のおじさんや、エッ!と目が点になっているお兄さん・・・、マ・マズイ。しかし、当の本人はそんなことにはまったく気づかずに入ってきました。しかし、先ほどの彼女はいまだに怖い顔で睨み続けています。もう一人の女性はと見ると、別に気に留める風でもなく彼と話しています。彼女たちはどんなスタイルなのかと気にしていると二人ともバスタオル巻きで入っていました。後出の彼女はその後、すぐに出て行きましたが、もう一人の彼女は細君が動くたびに睨みつけます。細がうまく岩の間から暖かい温泉の湧き出しているところを見付けたのですが、どうにも彼女の鋭い目線が気になってゆっくり出来ません。結局早々の退散となりました。
細君は最後まで気づかなかったそうで、帰りの道々、あれはまずいよと話していたら下の子が「さっきお風呂でね、きれいなお姉さん(かなりの美人でした)がママの事ずっと見てたよ」と気づいていました。ちなみに、細君の言い分は「迷ったんだけど、他の人の様子がわからなかったのと、深くて出入りがしづらそうだったし、何より帰り道、濡れてずっしり重くなったバスタオルを持って帰るのは大変。」だと思ったからだそうです。おーい、それってオバタリアンしてない?「じゃあ、ハンドタオルで入ればいいのに・・・」「そうしたらよけい注目されちゃうじゃない。」「・・・」「・・・・・」
以後このようなことの無いように気つけます! 失礼しました。