若いころ休日はひとりでドライブがてら伊豆あたりで温泉めぐりをしていました。混浴目的ではないのですが、たまたま伊豆の河原の野天温泉に混浴というのをみつけました。「まあ、自然に湧き出る温泉だから混浴なんだろう」という程度で行ってみることにしましたが、休日の昼間なので若い女性がいるわけはないだろうと思ってました。
簡易な脱衣所で服を脱いで、手ぬぐいひとつで前を隠して、河原の細道をとおり湯舟に向かうと誰も先人はおらず、一人でやや温めの湯舟に浸かりました。いい天気だし気持ちいいなあなどと思ったのも束の間、そこに若い家族連れっぽい一組とそれよりはやや年配の30代くらいのカップルが続けざまで入ってきました。ただ、そこで初めて気づいたのですが、なんと女性いずれも水着着用です。家族連れの方の男性はぼくと同じ全裸ぽかったですが、カップルの方は男性も海パンをはいているようです。
確かに完全な野天温泉なので、一応は町とかで管理はしているものの、水着着用不可とかそんな決まり事はないんですね。水着姿の女性は二人とも連れとよくしゃべっていましたが、一人全裸のぼくはなんかとっても恥ずかしくなってきました。温泉ですから全裸でいて何が悪いんだというのはありますが、相手は水着、こちらは全裸という状況はなんとも恥ずかしすぎます。
さほど広い湯舟でもなかったので出る時は「ちょっとすみません」などと言いながら、手ぬぐいで股間を隠して水着姿の女性の脇を通りましたが、見ちゃいなでしょうがぼくの大きなお尻は確実にさらけ出されていますので、やっぱりとても恥ずかしい気分でした。