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混浴貸切温泉〜快楽秘湯表編

赤倉温泉 三之亟

日帰り温泉・共同湯・温泉旅館 - 混浴貸切温泉レポート
赤倉温泉 三之亟の混浴岩風呂は味わい深い雰囲気。

アクセス(自動車)

東北道古川ICより国道47号を鳴子方面へ、鳴子を過ぎ赤倉温泉駅手前で県道に左折、道なりに南下すると赤倉温泉。

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「三之亟」のレポート | 日帰り

貸切内湯
混浴内湯

赤倉温泉駅から温泉街までは2kmほど距離があり、駅のある国道から県道を南下して温泉街の入口まで徒歩だと30分前後かかることになる。三之亟は赤倉温泉の入口近く、県道を入ってすぐの所にある。田舎家風の建物だが古くはなく、旧館の持ち味をモチーフに建て直したのだろうと思われる。

【浴場設備と日帰り入浴料】

三之亟は部屋数29室あり、赤倉温泉の中では最大の旅館。三之亟の浴室は、通常は男女交代制で利用し貸切も可能な内湯の「ひょうたん風呂」、男女交代制の「露天風呂」、足下自噴泉の混浴「岩風呂」の三箇所だけとなる。岩風呂には18時〜21時半と比較的長い女性時間が設けられている。日帰り入浴料は一人500円。

【混浴岩風呂】

目当ては混浴なので真っ直ぐ岩風呂に向かうが、旅館は奥に長いのか廊下を随分歩いて辿り着いた。脱衣所は男女別にある。比較的新しめの内装で、混浴の脱衣所とは思えない綺麗な室内だ。脱衣所から引き戸を開けると混浴の浴室となる。脱衣所の引き戸は男女並んであるが、引き戸を出てすぐの所は衝立で目隠しがされていて、女性への配慮が感じられる。浴舎は天井が高く体育館のような大きな空間だった。三之亟のサイトで見ていた写真では、これほど大きな浴室とは全くわからなかったので驚いた。

建物などは改築したのだろうが、混浴の岩風呂はほぼ昔からそのままのようだ。コンクリの壁は古ぼけて年季が感じられる。脱衣所から浴室に入ってすぐ右側、湯槽より高い位置に洗い場が設けられているが、そちらはコンクリの壁が作られた年代よりずっと新しく、シャワーまで付いた設備。足下湧出の湯槽がふたつ並ぶ横には、室内では違和感のある大岩がそびえる。大岩に沿って回り込むように奥の階段を上がるとそこにも湯槽があり、打たせ湯が湯槽に落ちている。三つの湯槽は天然の巨岩をくり貫いて作られているのだそうだ。

下のふたつ並んだ湯槽の底からは湯がじわじわと湧出している。脱衣所から見て奥の湯槽が中湯、手前が深湯と名付けられている。三之亟の初代がツルハシで手掘りしたというそのままで、湯槽の底は平ではなく、深く抉れた箇所もある。中湯は最深110cm、深湯の最深は140cmもある。湯槽には排水溝がないため、昔は手作業で湯を掻き出して清掃したのだそう。岩盤から直接湯が湧出しているので湯を空にすることが難しい為の工夫で、湯槽の底を一部深くした湯かき穴がある。湯かき穴は数百年の間に自然に抉れを増したのだそうだ。現在では湯を掻き出すのは電動ポンプで行っている。

なかなか興味のつきない面白い風呂であったが、自分らが入って間もなく若い男性二人が入浴に来た。それでも広い浴室に湯槽が三つもあり、目線が気にならない程度に入り組んでもいるので、ツレもさほど気にせずいれたようだ。こちらが女連れであるゆえ、あちらも若者らしく遠慮して視界に入らないよう離れていてくれる。あまり馴れ馴れしく近寄られるのも勘弁ではあるが、とはいえ遠慮されまくるのも心苦しくもあり、自由にあれこれ湯槽を移動して楽しみたかろうと、自分らは早々に上がることにした。最初の数分間しか写真が撮れなかったのが若干心残りではあったが、三之亟にもいずれまた来る機会もあるだろう。

※現在、日帰り入浴は受け付けておりません。

三之亟の外観。
混浴岩風呂の女性脱衣所。
体育館のように天井が高い浴室。
足下から自噴している湯槽。
打たせのある上部湯槽。
打たせ湯から見下ろす。
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訪問時入浴状況   旅行日時|入浴者数

2013/9/中旬(平)曇
11:10-11:30
0-男2

赤倉温泉 三之亟 - 施設データ(最新)

住所 山形県最上郡最上町富沢884
電話番号 0233-45-2301
宿泊料金 --
宿泊予約
露天風呂 交替1
内風呂 混浴3、貸切1、女1
日帰り入浴 不可 
補足事項 混浴の女性時間有り
駐車場 有り
脱衣所 男女別
タオル巻き --

赤倉温泉 三之亟の口コミ

B-SHOW 様
2014/04/08

4月の日曜日に行って来ました。お昼すぎに到着。

長い廊下の奥にある岩風呂へ。天井が高いのにはビックリ! 2つ並んだ湯船は、熱くてすぐには入れませんでした。仕方なく、少し上にある打たせ湯の湯船に。ここは僕にとって、ちょうどイイ湯加減。でも、肩まで入っていると、顔に打たせ湯のしぶきがバチバチ当たる。

再度、メインの湯船にチャレンジしたけど、熱くて入れません。他の人との談笑を楽しんでいると、宿の方が入ってきて湯温を調整してくれました。自然だから、熱いぬるいは仕方がナイ、とのこと(笑) しばらくすると、湯温がほどほどになり、肩までしっかり入ることができました。

入浴料もお手ごろで、また入りたいですね!

はたぼう 様
2010/03/11

2010年3月初旬に日帰りでお邪魔しました。

この宿で有名な岩風呂目当てに行きましたが目当ての浴場は玄関から一番離れた位置にあるようでした。入り組んでて迷路のような館内を迷いながら抜けてお目当ての浴場はありました。第一印象…『体育館のような感じで空間が広い』とはおもいましたが…何より『大きな岩』が屋内にあるので何とも不思議な感覚です。

お湯は際立った特徴はなさそうに感じましたが、きちんとした温泉のようでした。同じ浴場内に深さや温度違い、大小3つ程ある野趣を感じる湯船と素直そうなお湯を、平日なせいか相方と貸し切りで堪能出来ました。