レポート | 日帰り
貸切内湯
貸切露天
阪和自動車道がみなべICまで開通したことによって、大阪方面から近くなった紀伊半島。湯泉地温泉は紀伊半島の山中、奈良と和歌山の県境近く、十津川村にある。同じ十津川村にある十津川温泉・上湯温泉を含む十津川温泉郷のひとつだ。
この日、十津川荘では昼食休憩の予約が入っていたのか慌ただしい様子だったが、風呂は空いていて日帰り入浴でもすんなりOK。ここの露天風呂は40分の貸し切り制となる。一人800円の入浴料だけで貸切利用が可能だ。
露天風呂へは、宿玄関正面の坂を上って左側の階段を行く。ちなみに、宿のサイトを見ると露天風呂2ヶとなっているが、今回この場所にはひとつしかなかったので、もうひとつはどこにあるのか、そこは貸切なのか、宿の人が忙しそうだったので未確認。
貸切にも関わらず脱衣所はふたつある。脱衣スペースも数人が同時に着替えられる広さがあり、湯船もそこそこ広いので、貸切で使うのは少々もったいなく感じられた。しかし男女別に仕切ったとしたらかなり狭苦しく景色も最悪になりそうなので、男女別にするより貸切にしたのは正解だと思う。
貸切露天風呂というと、敷地の隅に追いやられ、狭くて景色も悪く暗いイメージがあるが、十津川荘の貸切露天は全くそんなことはない。宿より高台にあるということもあって景観もそこそこ開けており、家族または彼女彼氏と入りたい・でも混浴はちょっと・でも温泉らしさは絶対必要、という我侭な要求にはオススメだ。
特に周りに気兼ねする子供連れには、子供も楽しめる広さの貸切温泉として最適ではないだろうか。また脱衣所がふたつあるので、おじいちゃんおばあちゃんを含む大家族とか、利用シーンは広がりそう。