レポート | 日帰り
旅館の集中する草津温泉中心街からは草津国際スキー場まで若干距離がある中で、草津ナウリゾートホテルは天狗山レストハウスまで徒歩10分程度と、冬のスキーにも比較的便利な場所にある。草津温泉の大規模ホテルの中では地図で見る限り草津ナウリゾートホテルが最もスキー場に近そうだ。
【貸切風呂料金】
草津ナウリゾートホテルには貸切露天風呂が全部で5種類ある。いずれも六畳から八畳のちょっとした座敷付き。貸切露天風呂の利用料金は1部屋45分3,150円+日帰り入浴料大人1,000×人数分となる。100分利用では6,300円+1,000円×人数分。二人で利用する場合には45分で5,150円、100分では8,300円となる。
ところがオフィシャルサイトの日帰り入浴プランを見ると「気軽に中華ランチ&貸切露天風呂2時間プラン」というのがあった。料金は一人3,800円。二名7,600円で貸切露天風呂2時間利用に食事まで付くわけだから、考えるまでもなく単純な日帰り入浴よりずっとお得。というか、貸切露天風呂利用だったら食事無しにする理由が無い。というわけで、中華ランチプランを前日に申し込んだ。
ランチは自分の中ではおまけでしかないので説明は端折る。
【貸切露天風呂】
ロビーから大浴場を過ぎて階段を下りると、畳の敷かれた一角があって靴を脱いで横の下駄箱に入れる。障子風の引き戸の奥に畳の敷かれた廊下があり、「一の湯」から「五の湯」まで木札の架かった個室が並んでいる。
案内されたのは六畳の和室が付いた信楽焼浴槽の部屋。二畳ほどの上がり間があり、奥に六畳の座敷。トイレはウォシュレット。宿泊するとすれば狭く感じるが、休憩だけなら充分過ぎる広さだ。もちろん宿泊するようには考えられていないので、布団は置かれていない。座敷の奥の壁が全面ガラスで、その向こうが露天風呂となる。
露天風呂といっても、空から陽は入るが正面は壁。庭っぽくはなっているが、雑草かなと思えるような感じで観賞する庭としての手入れはされていない。湯槽は二人でぎりぎりな大きさ。開放感がどうこう言えるレベルには達してないが、ウッドテラスのような木で造られた雰囲気は悪くない。
貸切でもちゃんと温泉が使われており、草津らしい熱めの湯が注がれている。源泉は万代鉱のようだ。貸切によくある45分制限と違い2時間も時間があると、さすがに充分な余裕がある。座敷で扇風機に当たったりまた入浴したりを繰返しても、いつものせわしなさが身に付いたせいか時間を持て余すほど。
【大浴場】
2時間もあると二人で身体を洗っても余裕で時間が余るが、あえて貸切風呂では身体を洗わず、時間が終わってから大浴場に行ってみた。ビッグバスと書いてある通りスーパー銭湯とかクアハウスみたいに大きく、そっちはそっちで悪くない。
正午から夕方までの時間を草津ナウリゾートホテルだけで過ごしたが、料金の元は取ったという満足感でホテルを後にすることができたと思う。