レポート | 日帰り
前回来たのが2001年だから、伍楼閣に来るのももう12年ぶりになるのかぁと思うと感慨深い。殆ど変化のない佇まいも嬉しい限り。当時は混浴しか眼中に無かったので、その頃から貸切露天風呂があったかどうかは全く記憶にない。今回はその貸切露天風呂を目当てに再訪した。
【料金】
伍楼閣の貸切露天風呂は日帰り入浴の場合、入浴料の他に30分1,000円の貸切料がかかり、二人の場合は合計3,000円で利用できる。宿泊者が貸切露天風呂を利用する場合には30分500円と、日帰り入浴の半額。
【貸切露天風呂】
露天風呂の案内に従って館内の階段を下りると扉がふたつあり、正面の扉を出て左側に貸切露天風呂がある。左へ行かず真っ直ぐ階段を下りると混浴の男性脱衣所。右側の扉を出て階段を下りると女性脱衣所。
日帰り入浴料には混浴露天風呂の利用料も含まれているが、貸切の利用後に混浴に入ろうと思ってもその前にフロントまで戻って鍵を返さなくてはならないから、貸切と混浴が隣り合っているだけに余計面倒くさく感じる。
貸切露天風呂の雰囲気は悪くない。貸切の常で開放的とは言い難いが、そこそこの広さもあり、五楼閣の立地条件を考えれば景色も比較的良い場所が割り当てられていると思う。
貸切風呂内にトイレもあるのだが、そこまでゆっくりできそうな環境を整えておいて、やはり30分という制限時間の短さはなんともいただけない設定である。ただまあ値段も30分なりの1,000円なので、倍の2,000円を払っても他所の貸切風呂と同じくらいでしかないし、最初から60分で借り切ってしまうのが正解の気がする。
【混浴露天風呂「岩鏡」】
あっという間に30分が終わって、鍵を返してから隣の混浴露天風呂に移動する。傾斜地に上下に別れて湯槽が造られている、「岩鏡」と名付けられた露天風呂だ。
以前は上段の湯の横にある脱衣所がひとつだけだったが、今はそこが女性用の脱衣所となっており、下段の湯の横に屋根だけの男性用脱衣所が新しくできていた。脱衣所が男女別に用意されているだけでも女性にとっては格段に入り易くなったことだろうと思う。
変化といえばその程度で、他に大きく変わったようなところは無いようだ。湯槽の木枠が昔より綺麗になっているような気がするので、痛んだ箇所の取り換えなどメンテナンスはしっかりされているっぽい。
【混浴露天風呂「赤城の湯」】
伍楼閣にはもうひとつ、「赤城の湯」と名付けられた混浴露天風呂もある。そちらは全国露天風呂百景にも選ばれたのだそうだ。「岩鏡」と「赤城の湯」は離れた場所にあるので、行き来するにも服を着たり脱いだりと面倒くさい。日帰りでせわしなく入るより、宿泊してゆっくりと楽しみたいところ。
午後8時〜10時までは「赤城の湯」が女性専用時間、朝6時〜9時までは「岩鏡」が女性専用時間となる。