2010年11下旬の平日に日帰り休憩にてお邪魔させて頂きました。
女将さんに館内を案内されて旅館内に入ると、まるで昭和にタイムスリップしたような感じでなんとなく気持ちが解れました。女将さんは結構な年齢になられていると思いますが…非常に物腰が柔らかくてしっかりとした教養を感じさせる語り口でお話をされ、お若い時はかなりの美人さんだと思われる方でした。
本題から逸れましたが…第三浴場という混浴の黒いお湯がある半円形の湯船のある浴室は、高友旅館の黒湯より優しく感じ、臭いも窓が開いていたせいか幾分かマイルドな感じがしました。お湯自体は勿論ですが、源泉投入量のみで調整している温度管理も完璧で居心地の良さも相まって…ついつい長湯してしまいますね。
岩風呂も入浴中こそ強いインパクトは無いものの…比較的遠方より来ましたので帰路につき浴後長い時間経って雪の降る日だった割には…湯冷めをほぼ感じなくて侮れないお湯だとその時に思いました。
女将さんとお湯と案内板とトトロに強く惹かれるお宿でした。リピーターが多いらしいのですが…この居心地の良さが理由なんですね。