紅葉には少し早い9月の半ば過ぎ、福島は安達太良山を巡る温泉三昧に出かけました。連休を少し外して行きましたので、どの湯舟でもほとんど独占状態です。
その日、幕川温泉の混浴樽風呂に一番近い部屋をとっていましたので（誰か入っているかわかりやすい）、お湯が白いことも脱衣所が男女別になっていることもあって、混浴にはあまり積極的でない彼女もいっしょに入ってくれました。
宿泊人数が少ないこともありますが、あの大自然の中 やはり開放的な気持ちになるんでしょうね。いや 本当に気持ちが良かったです。
と次の日、朝日が昇って山が輝きだす頃、二人で例の樽風呂に行こうとすると、入口に「只今清掃中」の看板が出ているではありませんか。
？？？？？・・・・・なぜ今？ この温泉ゴールデンタイムに？
とりあえず男女別内湯で体を温めて、もう一度行っても、やはり清掃中です。
朝食の時間になったので食堂に行きましたが、やがてその時間にだいぶ遅れて、いかにも風呂上りの中年のカップルがやってきました。
（はは〜ん 清掃中の看板出して、混浴露天を「二人占め」してたな！）
男としては、彼女と一緒に温泉に入りたいのはわかる。露天を独占したいのもわからないではない。でもね、そこはみんなが気持ちいい朝を迎えたい場所なんです。朝日に輝くブナ林を、家族で、カップルで湯に「漬」かって眺めたい樽風呂なんですよ。
そんな自分勝手はやめていただきたいものです。旅館に対しても、他の宿泊客に対しても失礼でしょう？
おかげで、内湯の縁で足を滑らせた私は、腰の骨をいやというほど打ちつけてしまいました。あ〜痛い(T_T)