レポート | 日帰り
貸切内湯
湯ノ峰温泉といえばつぼ湯だが、訪問時は工事中で入浴不可。せっかく来てこのまま帰るのは悔しいので、途中で看板が目に付いたここ湯の峯荘に入浴することにした。湯の峯荘には男女別の大浴場とそれぞれの露天風呂、そして貸切の内風呂がふたつある。
湯の峯荘の貸切風呂は旅館建物とは別棟にある。男女別内湯の手前から外に出ると、木造の趣ある建物に「鹿の湯」「くすり湯」のふたつが入っている。貸切料は必要なく、空いていれば入浴が可能だ。看板を「入浴中」に裏返し、内側から鍵をかければ貸切となる。
湯は青みがかった乳白色の濁り湯。宿のサイトで確認してみると男女別の内湯と露天風呂は透明のようで、貸切ももっと薄い色だが、この日の貸切はかなり濃い色が付いていた。色が濃いのは湯が劣化しているということで本当は嬉しくないことだが、雰囲気的には色がある方が温泉らしく感じられる。
浴室は少々狭く、家族だとしても両親プラス子供ふたり程度が限度だろうか。それに比べて大浴場と露天風呂の方は充分な広さがある。つぼ湯狙いのベースとして宿泊するのに、貸切風呂のある湯の峯荘は良い選択だと思う。