レポート | 日帰り
「あけび」は鬼怒川プラザホテルが経営する、全10室の個室貸切露天風呂のみという今までにあまりなかったタイプの日帰り入浴施設。ちなみに似たような個室貸切露天風呂のみの「鬼燈亭(ほおずきてい)」という施設もあるが、そちらは鬼怒川プラザホテルの宿泊者のみが利用できる。
【日帰り料金】
ユニークなのは、時間による料金設定が細かく用意されているということ。1時間から30分刻みで最長12時間までの利用時間が選べる。貸切風呂というと大抵40分くらいの短け〜よってとこが多いので、まあ金次第ということになるが好みで自由に時間を選べるのはポイントが高い。
料金は1室1時間で3,600円。1.5時間5,250円、2時間5,800円と続き、12時間では15,200円。予約もできるから行ってみたら空きがなかったなどということも避けられる。当日の予約も可能。
【離れタイプの個室】
受付のある母屋は待合室も兼ねており、たくさんの漫画本が置いてあった。母屋から出ると森の中にログキャビンが並び、1棟1室の個室となっている。部屋はシンプルだが落ちついた雰囲気のモダン和風。充分泊まれるほどの広さがある。
各部屋には全て木造りと石造りのふたつの浴槽が設置された露天風呂が付いている。
【貸切個室露天風呂】
露天風呂は鬼怒川に面して張り出したウッドテラスにある。窓のすぐ外側には木の湯船、そして階段を下りて1段下に石の湯船が置かれていた。裸で階段を登り下りするのはなんだか新鮮。
目の前には鬼怒川の青い川面を眺め、開放感も悪くない。湯船自体はさほど大きくないが、二人で利用する分には景色の効果もあって狭さを感じることはない。部屋もこのテラスの露天風呂も、グラビア撮影とかでも絵になりそうな雰囲気だ。
湯の温度はぬるめで長湯ができる。がしかし、1月の寒風吹くこの季節にはもう少し温度が高い方がいいか。特に下段の湯船はぬる過ぎて入っていられたものじゃなかった。
湯船のちょうど真正面には新大瀞橋が見えている。そこを歩く人の姿がわかるということは向こうからもこちらが見えるということか。まあ冬だから見通しが良いが、木の葉が生い茂れば殆ど見えることはないだろう。
【長い時間の利用がオススメ】
ケチって1時間だけの利用だったのだが、部屋付きでこれだけゆっくりできる環境だとさすがに短く感じた。最低でも2時間はあった方がのんびり寛げるだろう。
女性だけへのサービスだが、「あけび」の母屋には岩盤浴も用意されている。そちらは時間に含まれないので、退室した後からでもゆっくり利用ができる。