レポート | 日帰り
客室露天
貸切内湯
貸切露天
混浴内湯
混浴露天
河津七滝といえば有名だろう。滝と書いてたると読む。七つの滝のうちのひとつ、大滝を眺めながら入浴が楽しめ、さらに散策がてら温泉めぐりができるのがここ天城荘。
天城荘の混浴露天風呂の数は九つ、内ふたつが内側から鍵がかかり貸切できる。洞窟風呂がふたつ。加えて女性用露天風呂が三つと男性用露天風呂がふたつ。内湯は男性用に湯舟が九つ、女性用に湯舟が七つある。これだけの湯舟が、滝のある谷に点在している。期待も高まろうというものだ。しかし、そこには大きな落とし穴があった。
まずは天城荘のフロントに行く前に、とりあえず露天風呂を視察。遊歩道を歩いて行くと、一般観光客は途中で立ち入り禁止となる。昔は一般観光客も遊歩道全てをまわれたため、昼間に入浴する人など皆無だったものだ。しかもこの日は観光客も少なく、これなら入浴できそうだと喜び勇んでフロントに戻ったのだが…。
フロントでは地獄の一言が待っていた。「水着を着用して下さい。」
おいおいである。タオル巻きではだめかと食い下がったが、ダメとのこと。レポートの為には入浴してみたかったのだが、水着なんか着て風呂に入れっかべらんめぇ!な連れは水着着用を断固として拒否。というわけで、入浴料を払っても結局写真を撮るだけで、実際に入浴したのは内側から鍵のかかる見晴の湯ただひとつのみに終わってしまった。
今回はなんともつまらない結果となってしまったが、午後5時以降は水着着用義務はなくなるようなので、行くならその時間を狙った方がいいだろう。景色を眺めながらのんびり風呂を味わうなら、夕方の僅かな時間だけがスイートタイムとなる。但し残念なことに、日帰り入浴では味わえない。天城荘の混浴を真に楽しみたいなら、宿泊するしかないだろう。