レポート | 日帰り
秩父の荒川の西、ゴルフ場が点在するエリアにある日帰り入浴施設が星音の湯(せいねのゆ)。一見旅館を思わせる和風モダンな今どきの施設で、岩盤浴やエステなど押さえるべきは押さえ、さらに個室付き貸切露天風呂も3部屋用意されている。
【入館料】
星音の湯の入館料は17時までが930円、17時以降が730円となる。入会金200円で会員になれば、入館料が30円ほど割り引かれ、利用金額に応じてポイントも付き、利用料金に当てることができる。
【貸切風呂の料金】
3部屋ある個室は、6畳間が2部屋、8畳間が1部屋。6畳間は2時間3,000円、3時間4,000円。8畳間は2時間4,000円、3時間5,000円の利用料金。入館料は別途必要なので、2名で6畳間を2時間借りると4,860円となる。個人的には安くない金額と感じるが、首都圏の個室貸切風呂としてはまあまあ安上がりな方ではある。予約は1週間前から可能。
【貸切露天風呂「星月の間」】
案内されたのは、3部屋並んだ一番手前の星月の間。引き戸だから鍵がないかと思っていたら、ちゃんと鍵を掛けられるようになっていた。
シンプルな6畳間の奥の障子を開けると、外に露天風呂がある。黒に近い紺色の素っ気ない浴槽に、家庭の浴室にあるような給湯パネル。これがちょっとした庭付きの板張りのテラスに置いてあるから、面白い違和感の空間ができ上がっている。
浴槽は二人だと若干きつめなサイズ。8畳間の露天風呂はこれより一回り大きいひょうたん型の浴槽なので、ゆったりしたい人はそちらを選ぶ方が良さそう。
貸切風呂のお湯は残念ながら温泉ではない。せめてものその代わりか、「星音の湯」というパッケージの入浴剤が置かれていた。これはここの温泉を再現した入浴剤で、売店でも同じものが売られている。
【男女別浴場】
男女別の浴場はそれぞれ「星」「月」と名付けられ、造りが違うため週代わりで男女が入れ替わる。この日の男湯は「星」。露天風呂にはふたつの湯槽があり、ひとつは鮮やかな橙色の湯だったので何かと思えば、そちらは温泉ではなく入浴剤のお湯なんだそうだ。
もうひとつは温泉が入っているのだと思うが、星音の湯の公式サイトを改めて見直してみると内湯だけが天然自家源泉のようにも取れる書き方なので、本当のところどうなのかわからなくなった。