レポート | 日帰り
「湯の道 利休」は群馬県に1号店を持つスーパー銭湯。群馬県内に前橋市と吉岡町の2店舗、そして埼玉県初進出となる上尾に1店舗存在する。全ての店舗が天然温泉使用。露天風呂付き貸切個室も全店舗に備わる。しかも個室の露天風呂まで源泉掛け流しの温泉。
【入浴料】
湯の道 利休 上尾店の入浴料は、平日が680円、土日祝および特定日が780円。時間制限はない。岩盤浴は別料金で、25分450円。
露天風呂付き貸切個室は全部で2室。2時間で3,900円、延長30分ごとに1,000円となる。風呂無しの個室もあって、そちらの利用は2時間2,600円と2,900円のふたつ。
【貸切の予約】
予約は前日にしたが、平日の為もあってか特に混んでる様子もなく、時間は選び放題だった。少なくとも平日であれば、いきなり行っても空きはありそうに思う。
【館内】
館内に入ると、まず食堂のある広間がある。食事はセルフ式で、そこそこ広々した空間にテーブル席と畳の座敷が用意されている。
大浴場は階段を上がって2階にある。2階にはフィットネスジムも併設されていて、利用は別料金ではあるがジムと天然温泉の組み合わせにちょっと魅力を感じた。もしこれが近所だったら、入会していたかもしれない。
貸切個室は1階の座敷を回り込んだ奥にある。人の通り道となる位置関係ではないから、個室利用中に部屋の外がざわざわと落ち着かないようなこともない。
【露天風呂付き貸切個室 薄紅】
個室は畳敷きの8畳の部屋。洗面室とシャワー室があり、露天風呂へは直接部屋の窓からも出れるが、洗面室側からシャワー室を抜けて行く事もできる。
露天風呂スペースは、やはりあまり広くはない。というか壁が高い。まあ住宅地の中にあるから仕方ないとはいえ、壁の圧迫感をどうにか和らげる方法はなかったのかと惜しまれる。
湯船には、スーパー銭湯系の貸切風呂としては比較的珍しく、源泉が掛け流されている。湯は、同じ埼玉にある羽生温泉や百観音温泉のような黄色い濁り湯。同じ化石海水系の泉質なのか、舐めてみるとしょっぱかった。
平日二人で合計5,260円は、都市近郊の2時間貸切個室としては平均的な値段だが、ちょっと高めには感じてしまう。とはいえ地方の貸切温泉がいくら安くても、そこに行くまでの高速代やガソリン代とか考えれば、やっぱり近くは安上がり。これでもっと開放感や面白みがあれば入り浸るのだろうけど、そこはやはりトレードオフの関係か。
※2019年8月に閉店。同11月26日に「日々喜の湯」となってリニューアルオープンしました。