レポート | 日帰り
瑞祥は長野県の上山田温泉に本館を持つ日帰り温泉施設。本館のある上山田温泉から源泉を運んで営業しているのが、長野自動車道松本ICから車で2分、松本駅から歩いても15分以内にある、瑞祥松本館。本館と同じく日帰り入浴専門の施設となる。
瑞祥松本館はなぎさライフサイトという複合型ショッピングセンターの一角にある。少し奥まっているのででかい駐車場に停めた時点でどこにあるか見えないが、TUTAYAの左側を回り込むとシックな門構えの瑞祥がある。
瑞祥には男女の内風呂・露天風呂の他に、露天風呂付きの貸切風呂が4室用意されている。貸切風呂の利用には予約が必要。何故かと思えば、予約が入ってからそれに合わせて湯を入れるからのようだ。おそらく予約がなくても空いていれば利用できそうだが、その場合は準備ができるまで10〜20分くらい待つことになると思う。
【貸切風呂の料金】
貸切風呂の利用は1時間2,000円、2時間3,000円。1室の利用料となるので、二名で利用してもこの値段。但し、大浴場の入浴料は別会計となって、そちらも入る場合は別途一人650円が必要となる。瑞祥の玄関を入ると券売機があり、貸切利用の場合もフロントではなく券売機で入浴券を購入することになる。
【小さくとも内風呂と露天のある貸切】
貸切風呂は、小さな脱衣所があって、内風呂、露天風呂と続く。浴室は広くなく、洗い場も椅子はふたつあるがカランはひとつだけ。
内風呂の浴槽も家庭用よりは少し大きいかなという程度のサイズで、二人で入ったら一緒に足を伸ばすことはできない。露天風呂に至っては二人一緒に入ることすらままならないサイズ。とはいえ、スーパー銭湯系の入浴施設にある貸切風呂としたら、まあこんなもんだろう。二人分の入浴料より若干高い程度という、良心的な値段にも見合っていると思う。
露天風呂の湯には色が付いているが、今日のお風呂と題して「朝顔の湯 - トレハロースが水分を保持し、真夏の太陽で痛んだ肌を健やかにします。」と書いた紙が壁に貼られていた。露天風呂は温泉ではなく、入浴剤などによる日によって趣向を凝らした変わり湯となっているようだ。
内風呂も檜風呂とあって檜の効能は書いてあったが、温泉を使用しているとはどこにもなかった。そもそも運び湯の入浴施設で貸切風呂にまで温泉を使っているとは期待していないので、自分的には問題にならないが、気になる人は確認した方がいいだろう。