レポート | 日帰り
「四季館 彩冬」は安比高原駅から北へ4kmほどの国道沿いにある一軒宿。温泉は八幡平山麓にある彩冬の別荘地より運んでいるという。PH7.5の弱アルカリ性の炭酸水素塩泉で、美肌の湯とされている。
彩冬には男女別の内湯と露天風呂、そして貸切露天風呂がある。貸切露天風呂の日帰り利用は完全予約制で1日4組限定。
安比高原をひと歩きした後で、今から大丈夫かと予約の電話を入れたが、平日ということもあって直前予約でも問題なく受け入れてもらえた。空いてさえいれば予約を入れなくても大丈夫そうな雰囲気だったが、休日などは少なくとも前日までには予約しておいた方が無難そうだ。
【客は意外に多い】
この時季の平日は安比高原でも人はまばらなのに、彩冬に着くと駐車場には数台の車があって、真っ昼間から結構賑わっているようだ。ロビーにも数組の客。
ただ、貸切風呂を利用する人はいないらしく、予約時間より30分も早い到着でも時間を早めてすぐに利用することができた。
料金は1組50分2,000円に一人75円の入湯税がかかり、二人でトータル2,150円。
【貸切露天風呂】
貸切風呂の脱衣所は3畳ほどの畳敷き。奥の左側にガラス張りのシャワーブース。洗面台の右手のドアを開けると座って休める空間があり、その横を出ると丸い湯槽の露天風呂がある。床は全て木で組まれており、ちょっとしたテーブルと椅子も置いてあるから、ウッドテラスのような雰囲気。
早朝は霧が発生していたのだが、昼を過ぎるとやたら晴れ渡って、陽射しがきつい。屋根がないから夜間は星を眺めながらの入浴もおつなものだろうが、真っ昼間のこの陽射しだと何らかの陽を遮るものが欲しくなる。湯もちょっと熱めだったから、すぐにのぼせそうになって日陰に避難することになってしまう。
公式サイトの写真を見ても夜の雰囲気が良さそうだから、やはり宿泊して降るような星空の下で入浴、というのがベストだろうと思う。