レポート | 日帰り
混浴露天
川古温泉は国道17号から外れているために目立たないし、法師温泉のように有名でもないから、平日には客は殆どいないだろうと思ったが、以外にも湯治客が多くいたので驚いた。猿ケ京温泉から水上方面に抜ける道の途中にある川古温泉の一軒宿「浜屋旅館」は、川沿いに建つ静かな旅館であった。
玄関を入るとフロントらしきものが見当たらない。靴を脱いでずかずかと奥まで行き、厨房であろう部屋の扉を開けて中にいたおばさんに入浴を申し込む。この造りからして、湯治客中心の旅館であることが伺われる。
脱衣所は男女別の内湯についており、その脱衣所から内湯にも露天風呂にも出れるようになっていた。閑散として誰もいなそうな館内の雰囲気とは裏腹に、露天風呂にはおばさん集団が和気あいあいと賑やかに浸かっていた。物置かと思っていた扉からいきなりお婆さんが出て来たりして、泊まり客は結構いるようである。
露天風呂の湯船は結構広々して大きい。湯の中で写真を撮ってみると良くわかるのだが、かなり透明度の高い湯であった。自分らが行ったときにはおばさんとおじさんの2人だけになっていた。このおばさんが長風呂で、湯船全体の写真が撮れなかったので申し訳ない。
大きな石を組みあわせた湯船は広々していて開放感もあり、なかなか良い雰囲気である。新緑の頃にでも訪ねれば、景色にもメリハリが出てポイントが高そうだと感じた。