レポート | 日帰り
会津の奥座敷と言われる東山温泉。狭い道に旅館が建ち並ぶ温泉街の風情は、いかにも古い歴史を持つ温泉地の特徴。竹久夢二、与謝野晶子などの文化人も多く訪れている。
【日帰りの貸切入浴】
行ってみたのは、日帰りでも貸切風呂の利用ができる原瀧。入浴料込みでひとり1500円、ふたりで3000円の料金で貸切風呂に入浴できる。日帰り可能な時間は13:00〜20:00で、事前に予約が必要。当日向かう直前に電話したが、前日など余裕を持って予約した方が良さそうな雰囲気だった。
【四つの貸切展望風呂】
原瀧には四つの貸切展望風呂があり、それぞれに特徴が違う。
到着が予約した時間より早かったこともあり、恐らく先に準備が整った浴室なのだろうと思うが、少し待った後に何も聞かれず案内されたのは雪見の湯。この時は別にどの浴室でも空いている所をと思っていたから問題ないが、もし希望の浴室があれば予約時に伝えた方が確実だろう。
【雪見の湯】
フロントで貰った鍵で中に入ると、広めの脱衣所とガラス張りの奥に同じくらいの広さの浴室がある。浴室には畳が敷いてあって、裸足にも冷たくないのがグッド。
湯槽は座って足も伸ばせるし、二人でも充分な広さ。自分的には貸切でもこれくらいの広さは欲しいという最低限のラインだが、とりあえず及第点以上の評価はできる。
湯がかなり熱いので、フロントで水で薄めるよう言われたように水道にホースが用意されているので、湯もみ棒で掻き混ぜながらガンガン水を投入。ちょっともったいない気はするけど、そうしないととても入れない。
浴室の窓がほぼ壁一面開いていて、もうだいぶ散ってしまっていたが赤く色付いた紅葉が眺められる。谷間に見える小さな瀧は、旅館の名前の由来となっている原瀧だろうか。内湯でもこのくらい窓が大きければ、閉じこめられ感は少ない。湯槽の縁より下まで窓が開いていて、落下防止のガラスは嵌めてあるけど透明だから、湯槽にどっぷり浸かりながらも景色が見えるのが良い。
貸切の制限時間は50分。だいたいどこでも同じように標準的な時間ではある。しかし熱い湯を埋めるのに時間をロスしたから、入浴できた時間はもっと短い。いつもいつも思うが、最低でも90分くらいが基準にならないかな〜。