熱海温泉 龍宮閣

熱海駅の商店街のアーケードから抜けて直ぐの左側にそれはあります。その手の人が見れば、ほっとかずには要られない、なんとも鄙びた宿が竜宮閣です。御丁寧に日帰り入浴歓迎の看板がでかでかと掲げられています。見た瞬間にその独特過ぎる外観に嫌がる彼女を半ば強引に連れて行きました。

玄関を開けると期待を裏切りません。ボロいです。でも、耐え難い感じではなく、それなりに小奇麗になっています。受付？にいた人のよさそうなおじさんに入浴希望を伝えるとうれしそうに説明してくれました。

お風呂は狭い階段を下に降りたところに在ります。最初、男湯、女湯と別れていると思ったのですが、2つあるお風呂は奥のほうが中から鍵が・・。手前のほうは家族風呂の様な大きさで誰もいません。階段を上って、おじさんに手前の風呂に2人で入れって事ですか？と聞いたら、”そうです。”と、説明はちゃんと聞きましょう。

そのシステムに、こういう経験がない彼女は大はしゃぎ＾＾

壁のタイルに書かれた絵がなんともチープで良いです。温泉は海水なのか？しょっぱいです。ボディソープ、リンスインシャンプーも置いてありました。ドライヤーは見当たりません。言えば貸してくれるでしょうけど・・

小１時間入浴後、出たら隣は居ませんでした。覗いたら、こっちは少し小ぶりな感じでした。本業は宿泊でしょうが、泊まってみるのもいいかもと思わせる熱海では貴重な骨董旅館です。