そこへ行くには石川県側と岐阜県側から入る2通りのル−トがあり、私は白山ス−パ−林道を石川県から入り、車の窓から見える絶景に、家内とゆったりした気分でドライブしておりました。
やがて林道も中間地点にさしかかった頃、丁度見晴らしの良い駐車場が有り、数台の車がある。私たちもそれに連られて景色を見るのに駐車し、辺りを見回すと露天風呂の案内が、ああさっきどこかに案内があったなあと、思い、家内にどう?入ってみると言ったが、かなり下まで歩かなければならず、家内は断念。そうかじゃ行って来ると、私は片道約15分のデコボコした道を下り始めたが、標高の高い白山の林道でも、8月上旬ではやはり暑く、私は気合を入れながら、小走りで駆け下りました。
途中で清流の中にイワナらしき姿を見ながら、禁漁区でなければ釣るんだがな、チェと思いながら、渓流つりキチの私は、後ろを向き向き温泉を目指すのでした。
息を切らせながらやっと温泉に到着!大きな滝の対岸にその露天風呂はあり、透明なお湯はパイプから、こんこんと湧き出ています。周りにオバチャンとか居たのですが気にせず、タオルで前を洗おうと、手をつけたところかなりの熱さ。ここも気合で入ったのはいいが、あまりの熱さにすぐに出る始末、足で湯をかき混ぜながら出たり、入ったりしているうちに、何匹かのアブが、足元にまつわりついて仕方ない。そのうち事もあろうにマタの下など、とんでもない所を何匹かに刺され、アブを避けようと温泉に入るが熱い!
上がると5〜6匹のアブの総攻撃が!熱い!痛い!の繰り返しで、ついに私は温泉をあきらめ、ほうほうのていで15分の今度は登り道を、大汗をカキカキ、息を切らせながら、車に逃げ込んだのでした。
でもその時は良かったのですが、時間が経つにつれマタの辺りがズキンズキン!痛んで仕方ない、そっと触ってみると、腫れてる!しかも硬くなってる!その腫れて硬くなった臀部の片方を、浮かせながらやっとの思いで家にたどり着きました。
翌朝痛いお尻を触ってみると・・・昨日の3倍ほど腫れあがっている!その後2〜3日椅子にも座れず、完治に1週間ばかりかかり、今まで気にも留めなかったアブを憎み嫌うように成ったのは言うまでもありません。
皆さん、夏場の親谷の湯は殺虫剤持参で行きましょう!(T_T)