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混浴貸切温泉〜快楽秘湯表編

幕川温泉 水戸屋旅館

日帰り温泉・温泉宿 - 混浴温泉貸切温泉の口コミ情報
08.05.26 追加
地温泉ファン 様

2008年4月18日(日)昼の訪問。天候:快晴 2階露天風呂 男4、女1

秘湯を絵に描いたような山奥にある湯です。

幕川温泉への入口は、磐梯吾妻スカイラインの土湯峠口から旧国道を少し下ったところにあります。斜面を縫うようにして細い山道(舗装道路)が約2キロほど続きます。車が1台分通るのがやっとの山道です。すれ違うのは所々にある待避所のみ。ガードレールもありません。崩れた岩も落ちていたり、路肩が崩れている場所もあったりのなかなかの道で、急いで通り抜けたい山道です。やがて右手の山腹に2件の温泉宿が見えてきます。

ここの水戸屋旅館は山奥にしては少し違和感があるしっかりした3階建ての建物です。駐車場は建物前面と、裏にかなり広い駐車場があります。

正面玄関を入ると左手にフロント。ここで日帰り入浴代金を払います。玄関には下駄箱には入りきれないほど靴があり、旅館の人からビニール袋を渡され、各自の靴を携帯するように指示されました。フロント前の廊下を進むと1階の内湯と露天風呂、左の階段を上がると2階の露天風呂です。

ここの2階の露天風呂は、大きなヒノキの幹を合わせた瓢箪型(決して一本の木を刳り抜いたものではなく、板をつないだもの、例えれば樽のようなものです)。中央には木の切り株をくりぬいて作った源泉の注ぎ口があります。

この日は、注ぎ口の蓋の上には、ちょうど盛りの藤の花が活けてありました。

2階のバルコニーに露天風呂がある感じです。周囲の手すりには緑の目隠し網がかかっており、湯につかりながらの水平の視線の先の景色はいまいち興ざめではあります。ただ、上のほうを見上げれば磐梯吾妻スカイラインの通る雄大な山並が一望でき、なかなかのものです。

温泉は乳白色の硫黄泉で臭いもたっぷり。細かに白い湯の華が浮いていて実に温泉らしい温泉です。

2階の露天風呂の脱衣場は男女別ですが、露天風呂への戸をあけるといきなり湯船です。何も目隠しはないので女性の方は入浴中の人の視線を視線を気にするかも知れません。

旅館建物の右手から裏の砂利の駐車場に回ると、いちばん奥(100m程)、まさに駐車場のはずれに野外風呂があります。2階の露天風呂のバルコニーからも見えます。ここの施設は2人立つのが精一杯の小さな脱衣小屋があるだけ。あとは岩で囲まれた中に実にきれいな青味がかった白い白いお湯の風呂。すぐ隣は小川です。まさに野趣あふれる露天風呂です。この日の湯温はやや熱めでした。

脱衣の場所も狭く、目隠しも気持ち程度の簾だけですから、女性の方はやや利用しにくいでしょう。でも一度はチャレンジし甲斐がある素晴らしいお風呂です。

旅館の女性従業員の応対も実に行き届いていて感じがよかったです。廊下をすれ違う際の挨拶は実に自然にできています。 露天風呂の作りや湯の質だけでなく、このようなサービスも温泉の評価の一つだと思います。

とても満足した思いで帰路につけました。

02.10.11 追加
ロン 様

宿泊したのは、2軒有るうちの「水戸屋旅館」の方でした。

本館4階、新館2階建で、ブナ林に降り注ぐ朝日を見るなら部屋は裏側(東側)にしてもらうといいでしょう。

お風呂は男女別の内湯(露天付き)、水戸屋自慢の有名な混浴樽風呂、サンダルで建物を出て行く混浴野天風呂の3箇所に入れます。いずれも硫黄のお湯なんですが、混浴野天は特にミルク色の濃い岩風呂。他に比べてやはり少々ぬるめです。

ここの脱衣所は、旅館側からは見えないように囲ってはありますが、湯船からは丸見えで、籠が4つ置いてあるだけです。まぁ湯に手が届くほどの場所にありますから、気にならない女性はいないと思いますが、お湯の気持ちよさを思うと・・・・・

よく写真に有る、混浴露天の樽風呂は新館の2階のはずれにあります。内湯はその階下の1階ですから、はだかで行き来することはできません。

脱衣所は木の扉のついた完全男女別で、出口から湯船まで距離にしてそうねぇ・・・4mくらいかな。

お湯そのものはとっても気に入りました。透明な湯に華が舞っていて、湯船のそこまでは見えない程度に白く。

ただ、どうもわからないんですが、そばに机と(白い樹脂製の)椅子がいくつかおいてありまして、そこで宴会でもやれというんだか、自然とどうもマッチしなくって。

1階の内湯を囲っている木がとっても滑りやすいです。特に朝方、湯の華がたまっているときには。私 すって〜ん! と真横にころんでまいました。アイスバーンより滑ったかも??いまでもまだまだ痛いんですが、ここのお風呂で一番気に入ったのがこの内湯でもあります。

このときは9人しか泊まってなかったことも有ると思いますが、どの湯に行ってもいつも空いていて、混浴露天をゆっくり楽しんでくることができ、旅館の方みんなが親切で、いい気分で宿を後にすることができました。

秘湯ブームと団体さんも受け入れているようですから、いつもいつもというわけには行かないと思いますが、こんな大自然に囲まれた宿が宴会旅館にならないことを祈りたいと思います。