レポート | 日帰り
関越自動車道の高崎インターを下りてすぐのところにある日帰り入浴施設「京ヶ島天然温泉 湯都里」。オープンは2005年。地下1500mから湧出する毎分468Lの豊富な湯量が特徴。
スーパー銭湯的な日帰り入浴施設であっても、その泉質は温泉マニアの間でも評価が高い。「湯都里」には個室付きの貸切風呂が9部屋ある。全ての部屋に内風呂と露天風呂があり、全て温泉を使用、さらにそのうちの1室「妙義」は温泉掛け流しという贅沢。
最近こういった日帰り入浴施設の貸切風呂に行き始めてわかったが、意外にも人気が高く当日予約ではなかなか思い通りの時間に予約がとれない、ということで前日に予約をしておいた。とはいえ9部屋もあるので、実際に行ってみると土曜日ながら利用中は3部屋程度、余裕で空きありの状態ではあったのだが。
利用したのは6畳の個室が付いた「武尊」と名付けられた部屋。貸切利用料は2時間3,800円(税抜)。「湯都里」にはこの6畳タイプの他に8畳タイプもあり、そちらは2時間4,300円(税抜)となる。料金はその他に入館料が人数分必要。貸切だけが目的なら平日に限り3時間入浴コースがあるのでそちらなら若干安く済ますことができる。
部屋に入ってみると、オープンから10年近く経つゆえかそこそこ年季を感じる。特に浴室は温泉を使っているだけあって傷みも進んでいる感じ。まあそれは時間の経過なりということで構わないのだが、部屋の障子を開けた時の窓の汚れはちょっと気になった。
窓のすぐ外には露天風呂がある。うっすら黄色っぽく濁った湯が一見して温泉らしさを感じられる。掛け流しではないが、入浴して溢れるなどして湯が減ると、自動で湯が出てきて規定の水位まで追加される仕組みとなっている。
こういった個室露天風呂としては比較的露天風呂スペースが広い方だと思う。ただ街中という立地条件で仕方ないことではあるが、高い塀により景色は全く望めない。どちらかといえば貸切だけを目的とするのでなく、男女別の大浴場で一日楽しみつつ、その中で家族揃って楽しむ時間も設ける感じの利用シーンが思い浮かぶ。子供連れが一息つく場所には最適っぽい。